鋳物業界には、専門的な用語が多数存在します。
本記事では、初心者から経験者まで役立つ「わ行」の鋳物用語を詳しく解説します。
ワックスツリー
ワックス型をセンタースプルーに取り付けたもの。
出来上がった形状が樹木に似ていることに由来します。
この形状のまま耐火シェル(鋳型)を作り、ワックスを溶かし出して空洞化し、一度に複数個の鋳物を鋳造するための準備品です。

割れ(われ)
鋳造品や鋳型が冷却・収縮時に発生する亀裂や破断のこと。
品質不良の代表的な原因の一つです。

割肌(わりはだ)
鋳物の表面にできる粗い割れ目や割れたような肌のこと。
鋳型の破損や気泡が原因で起こることが多いです。
割れ巣(われす)
鋳物内部や表面に発生する亀裂状の欠陥のこと。
鋳物が凝固する際に発生する割れで、内部の応力によって生じ、強度低下の原因となります。
割出し(わりだし)
金型や鋳型を分割して製品を取り出す工程、または分割面の設計のこと。
割型(わりがた)
分割して成形される鋳型のこと。
複雑な形状の鋳物を作る際に用いられます。
脇差し(わきざし)
鋳型の湯道(溶湯の通り道)の脇に設ける小さな湯口や通路のこと。
溶湯の流れを補助する役割があります。
割れ込み(われこみ)
金属の塑性加工(そせいかこう)や鋳造中に材料内部に発生する亀裂の初期段階のこと。
神栄株式会社は、ベトナム・タイのローカル協力工場から鋳物及び金属製品を輸入販売しております。
ベトナムから8年以上、タイからは約40年以上の輸入実績があり、豊富な経験を持つスタッフを多数有しています。
リスクヘッジとコストダウンとして、ベトナム・タイからの調達をご検討頂きますようお願いいたします。

今後も現地スタッフと連携し、引き続き貿易、生産、コスト低減、リスクヘッジなど、鋳物CHINA+ONEでお客様により良いサービスを提供できるように、努力をしていきたいと思いますので、是非、タイ、ベトナムにお越しの際は、現場の視察に足を運んで頂ければ幸いです!
